「ウチの社員は指示待ちばかりだ」
「私がいないと、現場が回らない」
もしあなたがそう嘆いているのなら、それはあなたのリーダーシップが「強すぎる」からかもしれません。
多くの経営者が、リーダーシップを「先頭に立ってぐいぐい引っ張る力(牽引力)」だと誤解しています。 創業期はそれでも良かったでしょう。しかし、組織を強くし、成長させ続けるフェーズにおいて必要なのは、「個人の力」を「組織の力」に変換する技術です。
今回は、才能やカリスマ性に頼らず、誰でも後天的に身につけられる「組織を強くするリーダーシップの具体的技術」を3つご紹介します。
技術1:「命令」ではなく「問い」で動かす
「A社への提案はこうしろ」 「この資料はここを直せ」
優秀な社長ほど、正解がすぐに見えてしまうため、つい「答え(命令)」を与えてしまいます。 しかし、答えを与えられた社員は「作業」をするだけになり、「思考」を止めます。これが「指示待ち人間」の製造過程です。
組織を強くするリーダーは、命令を「問い」に変換します。
- × 命令: 「A社にはこのプランで提案して。」
- ○ 問い: 「A社の課題を解決するために、君ならどんなプランが最適だと思う?」
「問い」を投げかけられると、脳は強制的に動き出します。 たとえ出てきた答えがあなたの想定より低くても、最初は構いません。「自分で考え、自分で決めた」という経験こそが、社員の当事者意識(オーナーシップ)を育てる唯一の肥料だからです。
技術2:「丸投げ」ではなく「任せる」技術
「任せたよ」と言いつつ、結局気になって口を出してしまう。あるいは、失敗した時に「だから言っただろう」と責めてしまう。 これは「任せる」ではなく、無責任な「丸投げ」か、過干渉な「偽の委任」です。
本当の意味で仕事を任せるには、技術が必要です。それは「枠組み(フレーム)」を渡すことです。
- 期限(いつまでに): 最終納期だけでなく、中間チェックの日時も決める。
- 目的(何のために): この仕事が会社や顧客にとってどんな意味があるか伝える。
- 権限(どこまで決めていいか): 「予算〇万円まで」「この範囲の判断」など、自由に泳げるプールの大きさを決める。
この枠組みさえ明確にすれば、あとは「やり方」には一切口を出さない。 失敗しそうになっても、枠の中である限りは見守る。この「我慢」もまた、経営者が習得すべき高度な技術です。
技術3:未来に向けた「フィードバック」の技術
部下の行動を修正する際、「なぜあんなことをしたんだ?」と過去を追求していませんか? 過去のミスを責めても、生まれるのは「言い訳」と「萎縮」だけです。
組織を強くするフィードバックは、常に「未来」に向いています。
- × 過去追求: 「なぜミスをしたんだ?(Why)」
- ○ 未来志向: 「次はどうすればうまくいくと思う?(How)」
そして重要なのは、「承認(ポジティブフィードバック)」の量を増やすことです。 「結果」が出た時だけでなく、「プロセス(工夫や努力)」や「あり方(姿勢)」を見て、言葉にして伝える。 「社長は自分のことをちゃんと見てくれている」という安心感(心理的安全性)があって初めて、社員は厳しい指摘も受け入れ、挑戦できるようになります。
リーダーシップは「技術」で磨ける
「あの社長はカリスマがあるから…」と諦める必要はありません。 今日ご紹介した「問いかける」「任せる」「フィードバックする」は、すべてトレーニング可能な「技術(スキル)」です。
最初は意識しないとできないかもしれません。しかし、繰り返し実践することで、それはやがてあなたの自然な「振る舞い」となり、組織の文化となります。
「俺についてこい」と背中で語る時代は終わりました。 これからは、社員一人ひとりの知恵と意欲を引き出し、あなたがいなくても勝手に成長し続ける組織を作る。 そんな「静かなるリーダーシップ」を、技術として身につけていきましょう。
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「頭では分かっているけれど、実践となると難しい…」 そう感じるのは当然です。長年の癖を変えるには、環境と仲間が必要です。
MiraQ(ミラク)では、こうしたリーダーシップの技術を、実践形式で学び合っています。 「任せるのが怖かったけれど、やり方を変えたら部下が驚くほど成長した」 そんな事例が、ここでは毎月のように生まれています。
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プロフィール
一般社団法人未来に輝く企業づくり研究会
中村秀和
社員がイキイキと働き、会社が成長する仕組みづくりを支援することで、未来の子ども達が希望を持てる社会をつくるこを目指して活動しています。
事業の成長と発展でお悩みの企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
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