1. 「なんで、うちの社員は自分から動かないのか?」
「ちゃんと指示は出してるのに…」
「言われたことはやるけど、それ以上のことは出てこない」
「結局、自分が全部背負ってしまっている気がする」——
こうした悩み、経営者であれば誰もが一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
さらに、周囲には相談できる相手もおらず、
「自分には経営者としてのカリスマ性がないんじゃないか」
「リーダーとしての器が足りないのかも…」
と、心の中でつぶやいてしまうこともあるかもしれません。
でも安心してください。
“社員が動く会社”をつくる優秀な経営者も、最初から特別だったわけではありません。
彼らはある日突然カリスマになったのではなく、
「型」と「考え方」を知り、日々の実践を積み重ねてきた人たちです。
この記事では、そんな経営者が持っている「3つのリーダーシップ」と「ブレない意思決定のコツ」を、今日から実践できる形でお届けします。
2. 組織が変わる!経営者が身につけている「3つのリーダーシップ」
2-1. 社員が自分から動き出す「ビジョンの力」
社員が本気で動くとき。
それは「やらされている」と感じている時ではなく、
「この会社は、どこに向かっているのか」がわかっているときです。
「私たちは、こんな未来をつくる会社です」
「このプロジェクトは、こんな想いから始まったんです」
そんな社長の一言が、社員のやる気に火をつけます。
中小企業では、目の前の仕事に追われてしまい、つい“目的”を伝える時間が後回しになりがち。
でも実は、未来を語ることが一番の組織づくりなのです。
2-2. 社員の「考える力」を引き出す、コーチ型リーダーシップ
「うちの社員、指示を出さないと動けないんです」
…そう感じたこと、ありませんか?
でも、それは社員に“自分で考える余白”がないだけかもしれません。
たとえば、週に1回の15分ミーティング。
「最近、仕事で工夫していることある?」と聞くだけでも、社員の考え方が少しずつ表に出てきます。
大きな制度や外部研修がなくても、小さな対話の積み重ねで組織の風土は変わります。
今すぐできるところから始めてみましょう。
2-3. 「変わらなきゃ」と思ったとき、最初に動くのは社長
「新しいシステムを入れようとしたら、社員から反発があった」
「過去のやり方にこだわって、なかなか変われない」
そんな経験、ありませんか?
変化を嫌うのは、人間として自然な反応です。
でもそのままでは、会社は今のまま止まってしまいます。
優秀な経営者は、「誰よりも先に、自分が変わる」ことを選びます。
それが、周囲を巻き込む一歩になるのです。
3. 迷いを減らす!意思決定がうまくいく3つのコツ
3-1. 「勘」だけに頼らず、「根拠」をプラスする
中小企業の経営はスピード勝負。
直感に頼る場面も多いと思います。
でも、そこに「数字」や「データ」という根拠を加えるだけで、決断の精度がぐんと上がります。
たとえば:
- お客様アンケートの声
- 売上推移のグラフ
- 社員からの意見
これらをもとに判断すると、あとから迷わなくて済むのです。
3-2. 「失敗したらどうする?」を最初に考えておく
決断を下す前に、一度こう考えてみましょう。
「もしこれが失敗したら、どうなる?」
「その時に備えるとしたら、どんな準備が必要?」
これだけで、一歩を踏み出す勇気が湧いてきます。
リスクを想定することは、慎重さではなく、“覚悟を固める”ための準備なのです。
3-3. 決断のタイムリミットを自分に課す
「もう少し情報が集まってから…」
「社員の反応を見てから…」
と悩んでいるうちに、チャンスを逃してしまうこともあります。
大事なのは、「いつまでに決めるか」を自分で決めること。
完璧な条件が揃わなくても、まず動く。そして修正する。
これが経営者としての“決め力”です。
4. 明日からできる!リーダーとしての小さな実践
4-1. 毎日ひとつ、「ビジョン」を語ってみよう
朝礼や社内チャット、社員との雑談の中でもOK。
「私たちは、こういう会社にしたいんだ」と、想いを伝える時間を意識的につくってみてください。
それを聞いた社員の目が、少しずつ変わっていきます。
4-2. 失敗を責めず、挑戦を褒める
社員が失敗を恐れて動けなくなる組織では、成長が止まってしまいます。
「やってみたこと自体がすごい」
そんな言葉があるだけで、社員の行動量が確実に変わります。
4-3. 相談できる仲間を見つけよう
経営のことを話せる相手、いますか?
一人で悩み続けるより、同じ立場の仲間と本音で話すだけで、気づきが生まれ、決断が楽になります。
外の学びの場に出ることで、新しい視点も得られます。
5. おわりに:リーダーシップは、筋トレのようなもの
「自分にリーダーの才能はないかも」
そう思う日もあるかもしれません。
でも、リーダーシップは才能ではなく、日々の積み重ねで育つ“スキル”です。
1回の決断。
1回の対話。
1回のビジョン共有。
その積み重ねが、社員の信頼を生み、組織を動かす力になります。
まずは、今日からひとつ、小さな一歩を始めてみませんか?
6. 【ご案内】経営の悩みを語り合える場所、「MiraQ」へ
もし今、
「自分のリーダーシップに自信が持てない」
「会社の未来について、誰かと話したい」
そんな思いがあるなら——
「MiraQ(未来に輝く企業づくり研究会)」をのぞいてみてください。
- 経営者同士の交流と学びの場
- リアル・オンライン両方開催
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プロフィール
一般社団法人未来に輝く企業づくり研究会
中村秀和
社員がイキイキと働き、会社が成長する仕組みづくりを支援することで、未来の子ども達が希望を持てる社会をつくるこを目指して活動しています。
事業の成長と発展でお悩みの企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
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