あなたは今、新たな経営計画やビジョンを掲げ、意気揚々とスタートダッシュを切ろうとしているかもしれません。
しかし、ふと後ろを振り返ったとき、背筋が凍るような感覚に襲われたことはありませんか？
熱くなっているのは社長である自分だけ。社員たちは「また社長が何か言っている」「どうせ現場は変わらない」と、冷めた目で見ている。
この「温度差」こそが、多くの中小企業経営者が抱える孤独の正体です。
なぜ、あなたの想いは現場に届かないのでしょうか。それは、あなたの熱意が足りないからでも、社員の能力が低いからでもありません。
社内に「共通言語」が存在していないからです。
今回のテーマである「経営の本質」について、多くの社長が陥る罠と、それを突破するための「Q&A」形式で解説します。
多くの経営者は、理念策定セミナーやコンサルタントの力を借りて、美しい言葉で飾られた経営理念を作り上げます。それを額縁に入れて掲げ、毎朝唱和させます。しかし、現場では何一つ判断基準として機能していません。
なぜか？ それは「翻訳」のプロセスが抜けているからです。
抽象的な理念（想い）を、具体的な現場の行動（実務）に落とし込むのは、本来、経営幹部（No.2や右腕）の役割です。しかし、その幹部自身が「社長が何を考えているか分からない」状態では、現場に伝わるはずがありません。
「企業成長」の土台となるのは、美辞麗句の理念ではなく、「この理念に基づき、ウチの会社では何をしてはいけないのか」という厳しい判断基準が、社長と幹部の間で完全に一致している状態です。
理念を「共通言語」にするためには、社長一人が発信するのではなく、幹部と共にその本質を議論し、腹落ちさせるプロセスが不可欠です。
「社員が育たない」と嘆く社長に限って、社員を外部のスキルアップ研修やマナー講座に単身で送り込みます。
しかし、帰ってきた社員はどうなるでしょうか。「他社ではこうやっているのに、ウチは古い」と、評論家のような批判を始めるだけです。これでは教育費をドブに捨てているようなものです。
本当の「社員教育」とは、自社の経営戦略を実行するために必要な考え方とスキルをインストールすることです。
そのためには、社長自身が学ぶ場に幹部を引き込み、同じ景色を見せることが最短ルートです。
MiraQが提唱する「越境学習」は、社長と幹部が一緒に参加し、他社の経営者や幹部と切磋琢磨します。そこで初めて、社長の危機感が幹部に伝染し、「ウチの会社も変わらなければマズい」という当事者意識が芽生えるのです。
「教える」のではなく、社長と幹部が「共に戦う同士」として学ぶ姿勢こそが、組織を変える最強の教育です。
今回のテーマである「経営の本質」。
それは、優れたマーケティング手法でも、最新のDXツールでもありません。
どれほど高尚なビジョンや緻密な戦略があっても、それを実行する組織がバラバラであれば、絵に描いた餅に終わります。逆に、多少不格好な戦略であっても、社長と幹部、そして現場が「共通言語」で結ばれ、一枚岩となって徹底的に実行すれば、必ず結果は出ます。
経営の本質とは、「決めたことをやり切れる組織」を作ることです。
これからの時代、人口減少と経済縮小は避けられません。その中で持続的に成長発展する「高収益・高成長・好待遇・好財務」の強い企業を作るには、社長の孤独な戦いを終わらせ、組織全体を巻き込むリーダーシップが求められます。
「経営理念」も「社員教育」も、すべては企業を強くし、事業成長させるための手段です。
ただ仲良く働く「仲良しクラブ」では、これからの荒波は乗り越えられません。
あなたが今感じるべきは、現場への苛立ちではなく、「自分が幹部と向き合い、共通言語を作ってこなかった」という事実への危機感です。
しかし、遅くはありません。
まずはあなたの隣にいる幹部（右腕）と、視界を共有することから始めてください。
MiraQは、単なる異業種交流会ではありません。本気で企業を変革したいと願う経営者が、幹部と共に学び、実践し、成果を出すための「コミュニティ」です。
「社長の言っていることが、ようやく理解できた」
参加した幹部の方からは、そんな声が多く寄せられています。
まずは一度、あなたの最も信頼する幹部を連れて、見学にお越しください。
「共通言語」が生まれた瞬間、会社の景色が一変することを約束します。
一般社団法人未来に輝く企業づくり研究会
中村秀和
社員がイキイキと働き、会社が成長する仕組みづくりを支援することで、未来の子ども達が希望を持てる社会をつくるこを目指して活動しています。
事業の成長と発展でお悩みの企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
一般社団法人未来に輝く企業づくり研究会中村秀和
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