
開催概要
2025年12月11日(木)、MiraQ(ミラク)の定例研究会を開催しました。
会場は大阪、天満橋の『エル・おおさか』
今回は、現地13名の方にご参加いただきました。

今回のテーマは「財務管理と利益計画」です。
財務関係の書類を見たことがない方からすると難しいテーマだったかと思いますが、これからの経営を考えていくうえで、
避けては通れないテーマであることは間違いありません。
年末というタイミングで、改めて「数字」と向き合う時間になったのではないでしょうか。
当日の流れ
| 16:00 | 代表 中村の挨拶 アイスブレイク「年末年始の楽しみ」 事前動画教材のポイント振り返り |
| 16:35 | ディスカッション① 「4つのレバーのうちあなたの会社で一番課題となっている要素は何ですか?」 |
| 17:00 | 意見共有 |
| 17:15 | 事前動画教材のポイント振り返り |
| 17:25 | ディスカッション② 「現在の財務体質はどのような状態ですか?またどのようなB/Sにしていきたいですか?」 |
| 17:45 | 意見共有 |
| 17:55 | 振り返り |
| 18:00 | 閉会 |
参加者からは下記のような声があがりました。
- Pダウンは今の情勢では厳しいと思う。Qアップのために営業に力を入れており少しずつ成果が見え始めた。Pアップも視野に入れて取り組みたい
- 納税の大切さを学んだ。納税したくないからといってFをかけていると落とし穴がある…。
- 業界の相場があるので、ある程度以上のPアップは難しい。そのためには商品開発が必要。ただPアップもやりすぎると嫌われるので、バランスがとても大事になってくる。
スタッフメモ ~運営の視点から~
今回のアイスブレイクのテーマは「年末年始の楽しみは?」。
会場のあちこちから「〇〇に行きます」「久しぶりに帰省します」
といった声が聞こえてきて、羨ましい限りでした。
私は今年は忘年会が多いので、それを楽しみにしたいと思います。
こうした何気ないやり取りも、場の雰囲気を和らげてくれますね。
さて今回のテーマは「財務管理と利益計画」でした。
P/LやB/Sをもとに、「なぜ売上は伸びているのに利益が上がらないのか?」という点を、事前学習動画で確認していただきました。
そもそも「利益とは?」という基本的なところからのスタートでしたが、日頃あまり決算書を見る機会がなかったり、MQ会計を学んだことがない方にとっては、難しく感じる内容も多かったかもしれません。
それでも皆さん、前向きに活発にディスカッションをおこなって頂きました!
最初のディスカッションテーマは、
「4つのレバー(PVQF)のうち、あなたの会社で一番課題となっている要素は何ですか?」 という問いでした。
私個人としては、弊社は圧倒的に Qだと感じました。
個々で見ると成長し、できることも増えてきているのですが、まだ社員一人の力だけでは対応できないことが多くあります。もし全員が同じレベルでできるようになれば、今の何倍もの受注が可能になるはずです。
しかし現状では、その受注を「物理的に受けられない」状態。そういう意味でも、Qが一番の課題だと感じています。
では、そのQを伸ばすにはどうすればいいのか。弊社の場合は Fをかける=社員教育への投資 になると考えました。
MQ会計を学ぶまでは、「利益を出すには、とにかく固定費を削減すればいいのでは」と考えていましたが、学びを通して、その目線は大きく変わりました。
他の参加者の皆さまからも、さまざまな意見が出ていました。
- Pダウンは、今の情勢ではかなり厳しい
- Qアップのために営業に力を入れている
- Pアップはここ数年で実施してきた
- 理想はPアップだが、上げすぎるのも難しい
- Fダウンは簡単ではなく、コストであると同時に投資でもある
- 業界相場があるため、ある程度以上のPアップは難しい
- 商品開発でハイPにできるが、やり過ぎると嫌われてしまう
それぞれの会社に理想があり、その理想に近づくために、
さまざまな角度から考えることができるテーマだったと感じました。
2つ目のテーマは、
「現在の財務体質(安全性)はどのような状態ですか?また、今後どのようなB/Sにしていきたいですか?」 というもの。
このテーマこそ、普段あまりB/Sを見ていない方にとっては、かなり難しかったのではないでしょうか。
実は私自身も、これまで見たことがなかったため、所長の中村に聞いてみました。
定例研究会を通してみて「意外と“見せて”と言えば見せてくれる会社は多いのでは?」と思いました。決算書は“隠すもの”ではなく、どう活かすかが大切ですね。
ディスカッションでは、
- 自己資本を上げていきたい
- 納税の大切さ。納税が嫌だからといってFを増やすと落とし穴がある
- 流動比率が高すぎると、お金があるのに勿体ないと感じる
- 決算書は隠しているわけではないが、社員が興味を持っていない
- もっとオープンにしても良いのかもしれない
といった声が聞こえてきました。
数字を学んでいないと、
「こんなに売上があるのに、なぜ分配は少ないの?」
と思ってしまいがち(?)ですが、実際には未来への積み立てや納税分の確保も必要です。
売上=手元に残るお金ではない。
この点が、私自身も社会人になるまであやふやだったな…と振り返りつつ、
社員の皆さんと一緒に決算書の見方を学ぶ企画があっても面白そうだな、と勝手に思っていました。



MiraQ LETTER(ミラクレター)
定例研究会で行われたディスカッションをニュースレター(PDFファイル)にてご覧いただけます。
次回の定例研究会のご案内
| 【テーマ】 | 「労務管理と社員教育」 |
| 【日時】 | 2026年1月22日(木) |
| 【会場】 | エル・おおさか 南101 (予定) もしくはオンライン |
次回のテーマは「労務管理と社員教育」です。またまた経営に必要不可欠なテーマですね!次回も共に学んでいきましょう!
初めての方も、経営者ではない方もぜひお気軽にご参加ください!
入会をご検討の方へ
MiraQは、企業の規模や業種を超えて経営者や経営幹部が共に学び、自社を良くする力を育むコミュニティです。
法人単位の入会で定例会にご参加できます。
※MiraQ(ミラク)=未来に輝く企業づくり研究会


