
開催概要
2026年3月12日(木)、MiraQ(ミラク)の定例研究会を開催しました。
会場は大阪・天満橋の エル・おおさか。
今回は現地16名、オンライン2名の皆さまにご参加いただきました。

今回のテーマは「キャリア教育」。
「キャリア教育は企業にとって本当に必要なのか?」という問いからスタートしました。
キャリアという言葉を聞くと、多くの人はまず「仕事」を思い浮かべるかもしれません。
しかし本来キャリアとは、仕事だけではなく人生全体の歩みを含む概念でもあります。
最近では、学生のうちからキャリアについて考える授業が行われている大学も多いそうです。
私自身、大学時代にはキャリアセンターはありましたが、授業としてキャリアを深く考える機会はありませんでした。
そうした教育を受けてきた若い世代が企業に入ってくることを考えると、少し身構えてしまう部分もあります。
一方で、企業側がキャリアについてどのように向き合うのかを考えることは、これからますます重要になるのではないかと感じました。
当日の流れ
| 16:00 | 代表 中村の挨拶 アイスブレイク「最近の面白い話」 事前動画教材のポイント振り返り |
| 16:20 | ディスカッション① 「これまでの仕事人生で最も“手応え”や“やりがい”を感じた瞬間はどんな時でしたか? その時、あなたのどのような価値観が満たされましたか?」 |
| 16:45 | 意見共有 |
| 17:05 | 事前動画教材のポイント振り返り |
| 17:25 | ディスカッション② 「あなたが描いたキャリアビジョンを実現するために、明日から変える具体的な行動は何ですか?チームからどのようなサポートがあれば実行しやすいですか?」 |
| 17:45 | 意見共有 |
| 17:55 | 振り返り |
| 18:00 | 閉会 |
参加者からは下記のような声があがりました。
- やりがいの話を聞いていて、業務を覚える→案件をこなすというのに慣れたあとは、抽象度を上げないとキャリアアップに繋がらないところが出てくるなというのを考えました。また、裁量や理念、役割といったこともやりがいを感じる上で重要なのだなと再認識しました。
- 深く考えることの難しさ、ただ、それが大切と気づける機会を他社さんとはなしをすることで、よりえることはとても有意義でしてた。
- can,will,mustを書き出すことで非常に説明がしやすく、会社のベクトルとどういった部分が合致しているかなど確認でき、各自の目標設定の為に使おうと思います。今後、人によって描くキャリアは様々なのでその受皿になれる組織創りをしていきたいと考えております。
スタッフメモ ~運営の視点から~
組織と個人のキャリアは重なり合うもの。
良い組織をつくろうと考えたとき、組織のビジョンと個人の生き方がどれだけ重なり合うかは、とても重要なポイントになります。企業が目指す方向と、個人が望む生き方。
この2つのベン図の積集合が大きいほど、組織は強くなると言われています。
企業が一方的に方向性を示すだけでも、個人が自由に動くだけでもなく、両者が互いを理解しながら重なり合う部分を広げていくこと。
それがキャリア教育の大きな役割なのかもしれません。
研究会では、キャリアには大きく分けて2つの側面があることも学びました。
〇外的キャリア:職種、役職、スキル、年収など他者から見える客観的なキャリア
〇内的キャリア:やりがい、価値観、強み、満足感など本人の内側にある主観的なキャリア
企業が評価制度や役職などの「外的キャリア」だけを重視すると、働く人の本当のモチベーションを見落としてしまう可能性があります。
一方で、本人の価値観ややりがいといった「内的キャリア」に目を向けることで、仕事の意味やモチベーションの源泉が見えてくることもあります。
ディスカッション①「これまでの仕事人生で最も“手応え”や“やりがい”を感じた瞬間はどんな時でしたか?その時、あなたのどのような価値観が満たされましたか?」
ディスカッションでは、これまでの仕事人生の中で「最もやりがいを感じた瞬間」について共有しました。多くの方に共通していたのは、「相手に感謝されたとき」という意見でした。
やはり、自分の行動によって誰かが喜んでくれる。それが仕事の大きなやりがいにつながるのかもしれません。
また、
・自分なりに工夫したプロセスが評価されたとき
・やったことのない仕事を任せられたとき
・自分のアイデアが採用されたとき
なども、モチベーションが一気に上がる瞬間として挙げられていました。
さらに印象的だったのは、
・頼りにされていると感じたとき
・自分の行動がきっかけで人間関係が良くなったとき
といった声です。
「嬉しい」という感情の背景には、自分の価値観や大切にしているものが隠れていることがあります。単に「嬉しかった」で終わるのではなく、なぜ自分は嬉しいと感じたのかを考えることで、自分の内的キャリアに気づくことができるのかもしれません。
後半では「キャリアビジョン」について考えました。理想の未来を描き、そこから逆算して現在の行動を考える。これはキャリアを考えるうえで非常に重要な視点です。
しかし同時に、キャリアは必ずしも計画通りに進むものばかりではありません。
研究会では「計画的偶発性理論」という考え方も紹介されました。
これは、偶然の出来事や出会いがキャリアを大きく変えることがある、という考え方です。
つまり、計画を立てることと同時に、新しい機会に柔軟に向き合う姿勢も大切だということです。
個人のキャリアを組織の中で考えたとき、お互いの理解が深まることで信頼関係が生まれ、結果として組織風土の向上にもつながります。
ディスカッション②「あなたが描いたキャリアビジョンを実現するために、明日から変える具体的な行動は何ですか?チームからどのようなサポートがあれば実行しやすいですか?」
続いて考えたのは、キャリアビジョンを実現するための具体的な行動です。
「明日からできることは何だろう?」と考えると、意外と難しいものです。
ディスカッションでは、
・「こうします!」と宣言する
・かっこいい大人になる
というような声が上がりました。
また、私たちのチームでは「やりたいと思ったらすぐ行動する」という意見も出ました。
「あの時やっておけばよかった」という後悔と、「やらなくてもよかったかな」という後悔。
どちらかと言えば、後者の方が良いのではないでしょうか。
さらに面白かったのが、WISHリストを作るというアイデアです。
大きなアクションプランを作るのではなく、まずは小さな願望を書き出してみる。
「明日これが食べたい!」そんな小さなことから始めても良いのではないか、という意見でした。私もまずは、ここから始めてみたいと思います。
今回の研究会を通して感じたのは、キャリア教育とは単に個人の成長を促すものではなく、組織と個人の関係性を深めるものでもあるということです。
社員一人ひとりが自分の価値観や未来を考え、それを組織と共有していく。
その過程で相互理解が生まれ、信頼関係が育まれていく。 キャリア教育は、これからの組織づくりにおいて重要なテーマの一つなのかもしれません。



MiraQ LETTER(ミラクレター)
定例研究会で行われたディスカッションをニュースレター(PDFファイル)にてご覧いただけます。
次回の定例研究会のご案内
| 【テーマ】 | 「企業発展のために」 |
| 【日時】 | 2026年4月9日(木) |
| 【会場】 | エル・おおさか 南101 (予定) もしくはオンライン |
次回のテーマは「企業発展のために」です。新年度最後のMiraQ定例研究会です。
初めての方も、経営者ではない方もぜひお気軽にご参加ください!
入会をご検討の方へ
MiraQは、企業の規模や業種を超えて経営者や経営幹部が共に学び、自社を良くする力を育むコミュニティです。
法人単位の入会で定例会にご参加できます。
※MiraQ(ミラク)=未来に輝く企業づくり研究会




